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16.0.0.0/8の行方 [よた日記]

IPv4アドレスの枯渇 が半年後に迫っているらしいです。

IPアドレス枯渇問題を可視化:IPv4枯渇時計 | 株式会社インテックシステム研究所
2010-09-30 の予想では「2010-05-29に枯渇する」そうです。
2010-10-06 の予想では「2011-06-01に枯渇する」らしいです。

蛇足ですが「xn--kjvq5ah3lmt6a.com」って不思議なホスト名です。
もしかすると「日本語ドメイン名」ってやつでしょうか?
非対応環境なので、まるで暗号です。
2010-02-06 「.日本」は全く不要 にちょっと書いていました。

ところで枯渇すると言っても、資源の枯渇とは違い、それが無くなってしまうわけではないです。
新しくIPアドレスの割り当てをする事が出来なくなる、という事だと思います。

タイトルはこれの真似です。
2010-10-05 14.0.0.0/8の行方 - cNotes: Current Status Notes
14.0.0.0/8は、APNICに割り当てられ、細分してAPNICの下に所属する国や地域に割り当てしているのですね。
さらに小分けにして so-net 等に割り当てて・・・我々エンドユーザーが使っていると・・・。
なんだか涙ぐましいというのか、せせこましいというのか・・・。
IPv4の空きが少ないのでそうなってしまうのですよね。

IANA IPv4 Address Space Registry
一方で、広大なアドレス空間を割り当てられている企業/組織があります。

- 3.0.0.0/8 General Electric Company
- 9.0.0.0/8 IBM
- 13.0.0.0/8 Xerox Corporation
- 15.0.0.0/8 Hewlett-Packard Company (hp)
- 16.0.0.0/8 Digital Equipment Corporation (DEC->Compaq->hp)
- 17.0.0.0/8 Apple Computer Inc.
- 18.0.0.0/8 MIT
- 19.0.0.0/8 Ford Motor Company

これらのそれぞれが、2の24乗(≒1677万)のIPアドレスを持っている事になります。
これはIPv4の全アドレス空間の1/256に相当します。
これらの8つ(実質7つ)の組織を合わせると 32/256 = 1/8 ですね。
IPv4(≒インターネット)の1/8を一握りの組織が占有しているって事ですね。
(プライベートアドレス、予約、マルチキャスト用などがあるので、もうちょっと小さいですが)

きっとインターネットが世界的に普及する前に割り当てられたのでしょう。
MITや一部の企業は、インターネットそのものへの貢献も大きいのでしょう。
しかし、いくら大きな組織でも、こんなに大きなアドレス空間は必要ないような^^
既得権だとしても、問題の先送りにしかならないとしても、
一部を残して返却すべきではないでしょうか。
こういう意見は野暮なのでしょうかねぇ。

タイトルの「16.0.0.0/8の行方」には「せめてDECの分だけでも返却しなよ>hp」という意味を込めたつもり。

参考: 報告書「IPv4アドレス枯渇に向けた提言」公開にあたって (読んでません^^)

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